ずいひつ 白

【著者】岡部伊都子

【発行】新潮社

【発行年】昭和34年発行

【本の状態】
見返しに変色があります。経年に伴う若干のヨレ、スレ、ヤケ、カバーのヨゴレ、小口の紙魚などございますが、ページ内目立った汚れ、折れ、書き込みなどなくよい状態です。
※商品の状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
「長い間、白は色だと思っていた。ところが色彩学では白と黒は色としていないそうだ。白は明、黒は暗。つまり、光線なのである。
(中略)そういえば思いあたる。少女の私が白を愛し求めたのは、光線を求めたのかと。いつも私は本当は『透明』の美しさが好きなのだが、そういうものは身につけるわけにはゆかないので、透明の中に光線をうけたものとしての白を意識していた。」

日々の暮しの中の色や匂い、花、ものごと、家族、愛、自身のからだのこと・・・。
著者ならではの、一本筋通る凛とした美しさ、そして繊細さと強さのあふれるエッセイ集。
生活者である自分、日々のささやかで尊い美しさをじっくりと見つめなおしたくなる1冊です。

やわらかな装丁は、版画家の山口源氏によるもの。
型番 kyoto
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