イット

【著者】エリナ・グリン/著 松本恵子/訳 生田耕作/監修・校訂

【発行】サバト館

【発行年】1983年発行

【本の状態】良い
カバー・帯付。カバーを中心に経年に伴う若干のヤケ・スレなどありますが、中身はほぼ使用感なくよい状態です。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
フランス文学者である生田耕作のもと、シュルレアリズム、エロティシズム、オカルティズムの三領域を中心に、厳選した作品のみをそれぞれにふさわしい装いで送りつづけたサバト館(やかた)。
美しく、幻想的な、唯一無二のその存在が多くの支持を集めています。

本書『イット』は、1927年に発行され、「イット(性的魅力)」という流行語まで生み出した小説。
著者のエリナは、スコットランドの名門に生まれた早熟な文学少女で、中年の田舎貴族と結婚したのち、二児の母親となり、主婦暮らしの幻滅と孤独をつづった手記を小説作品として発展させました。
1900年のイギリス文壇デビュー後、「風俗壊乱」の書として物議をかもしたといいます。

「私たちのような恋は一世紀に一度しか起こらない」。没落貴族の誇り高き令嬢と、鉄の意志をそなえた若き新興実業家が繰りひろげる情熱の駆け引き・・・。
ニューヨーク五番街の雪景色、真珠の首飾り、ロールスロイス、蘭の花束、赤い浴室、薔薇色の寝室・・・
夢見心地を夢見る人たちに贈る、贅沢な時代の贅沢な恋。

サバト館ならではの美しい造本にも注目。
型番 kyoto
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