感傷夫人

【著者】伊藤整

【発行】中央公論社

【発行年】昭和31年3版

【本の状態】
函付。古い本ですので、経年に伴うヨレ、スレ、ヤケ、紙魚など傷みがあります。外函の天部分に紙魚が多くみられます。ページ内、落丁、書き込みなどなく、本体背のタイトル表記も明瞭で読むには問題なくよい状態です。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
1954年から二年間、『婦人公論』に連載された小説。
小説家、文芸評論家、翻訳家としてさまざまな著書を残した伊藤整。
本書と同じく『婦人公論』に連載していた随筆、『女性に関する十二章』では、
女性と男性の生きかた、考え方、男女の幸不幸について皮肉とユーモアたっぷりに綴っています。

『女性に関する十二章』連載時には、
著者のもとにさまざまな男女の身上相談が寄せられたそうで、
本書は、そのうちの一通をもとに、男女の愛情というものの純粋な形を問いただすものとして
描かれた小説。
未亡人と、働く女性の愛情生活を描きだし、
男と女の間に純粋な愛情は可能かを問う著者渾身の一冊。

イエローとブラックのストライプを背景に、
シンプルに置かれたタイトル、
そしてベロア生地の張られた背、
和紙のような素材を使った見返しと、
ビビットで細部まで印象的な装丁は岡本芳雄氏によるもの。
型番 kyoto
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