としまあず　（ロマン・ブックス）

【著者】森田たま

【発行】講談社

【発行年】昭和37年第１刷

【本の状態】可
経年に伴うヤケ・スレ・ヨレ・紙魚等がございますが、落丁等はなく状態は良好です。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
三十代の女盛りを楽しもうという“としま”のぐるうぷ名誉会長をつとめるその子は、大学教授夫人の美女。
愛の満たされぬ夫との生活、そして青春が再びよみがえるかのような、熱烈なファンであった新進オペラ歌手からの愛の告白。
そして、女としての充実したときを予感させる快い出来事を発端に巻きおこる、
大人の女と男のイケナイ恋心・・・。
「もめん随筆」などの美しい随筆で知られる森田たまさんは、
するどく、丁寧な人間やものごとのうつろいへの観察眼をいかした小説も残しています。
本書はそんな、人間の繊細な心の機微を描いた長編小説の一作。
巧に描かれる女性心理、そして当時隆盛を極めた銀座のバアについてなど随所にちらりちらりと登場するモダンな描写をお楽しみください。

表紙絵・大谷巳津彦、装丁・森田たまによる、女性の口紅で描いたようなセクシイで淡く美しい表紙にも注目。
型番 kyoto
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