包む

【著者】幸田文

【発行】文藝春秋新社

【発行年】昭和32年4版

【本の状態】
函付。全体に経年に伴うヨレ、スレ、ヤケ、小口の紙魚などございますが、ページ内に書き込み、落丁などなく読むには問題のない状態です。
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【その他】絶版
丁寧で凛とした美しさに彩られた美意識、暮しぶりが今もなお、女性たちに支持される幸田文。
タイトルの「包む」は、かつての日本の店先でよく聞かれた「何をお包みしましょう」からきているそう。
幼いころ、品のいい和菓子店などへのおつかいが楽しかったという彼女。
そのようなここちよく、残していきたいと願う人との関わり、しぐさ、ふるまいについて繊細な感性と彼女自身の育ちのよさ、そしてときにどきりとさせられる観察眼で見つめたエッセイ集。

収録されている「小猫」「ふたつボン」は、幸田文の愛猫へのやさしさが込められた作品。愛猫の死を描いた静かで猫への思いがあふれる「ふたつボン」、そっとしずかに、せつなさが染み入ります。
型番 kyoto
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