御馳走帖

【著者】内田百��(装丁・鈴木信太郎)

【発行】榜葛刺屋書房

【発行年】昭和21年初版

【本の状態】難あり
経年のため、全体的にヤケ、折れ、剥がれ、シミ汚れなど傷みが目立ちます。
中身に落丁・ヤブレはございません。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】希少本
「次の世は豚に生まれ変はりたいと念じた
胃病やみの話を聞いたが、幸ひ私はこの世で
その念願に近づいてゐるらしい。
おまけに思ふところ仔細あつて実際には
余り食べないから、ますます喰意地を磨ぎ澄ます。」

「序に代へて」として終戦の年の夏の日記から始まる本書。
お米がなくなりかけていること、Ｂ29の空襲の様子など
戦争終結直前の様子の中にも
「今日ハ麦酒ノ三本アリ。」「昨日ト今晩デ一升ノオ酒大体片ヅク。」
とお酒への執着も忘れない筋金入りの食いしん坊、
内田百�離札鵐札い凌�べもの随筆集。

味わい深い装丁は鈴木信太郎さん、
題字は著者本人によるものです。

＋もくじ＋
序に代へて／馬食会／河豚／芥子飯／おから
痩せ薬／謝肉祭／人垣／蒲鉾／下宿屋の正月
林檎／窮屈／シユークリーム／牛乳
チース／バナナの菓子／カステラ／可否茶館
茶柱／油揚／喰意地／お膳日誌
・・・etc.
型番 mashiko
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