TOXIQUE 毒物

【著者】F・サガン(画/B・ビュッフェ、訳/朝吹登水子

【発行】求龍堂

【発行年】昭和45年4刷 絶版・希少

【本の状態】
端のめくれ、シミ汚れなど函に経年に伴う傷みが目立ちます。
本体はカバー天地にヨレや汚れ、スレがありますが、
落丁など無く読むのに問題はありません。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
「自分を青春そのもと感じているこの私なのだが、
私は実際には年とってはいない。
私は何ものをも諦めてはいないのだから。」

1957年の夏、自動車事故にあった
「悲しみよこんにちは」の天才女流作家サガン。
苦痛の緩和のために毎日投与された
“875(パルフィウム)”というモルヒネ中毒から
ぬけでるため、特別療養所ですごした
フランソワーズ・サガンの赤裸々な日記。

麻酔薬におかされている間の
おそれや肉体的な症状、
それから逃れるための苦悶、
友だち、恋人、自分の仕事や子どもの頃の思い出…

この日記を一読した友人ビュッフェが、
サガンのタイプ原稿の上にイラストレーションと
カリグラフィーを描き、この本が生まれました。

モルヒネに侵されるように、
心の奥が緩やかに痺れて行くような
静かに訪れる美しい絶望感。
サガンの波乱に満ちた人生の一片を
垣間見るような一冊です。



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