シモンのシモン

【著者】四谷シモン(装幀/難波加代子)

【発行】せきた書房

【発行年】1989年初版

【本の状態】
帯付。経年に伴いカバーのスレ、天地のヨレ、ヤケなどが
ございますが、中身はしっかりしており読むのに問題はございません。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】絶版
「人形は、オブジェというより人間、
人間というより人間に近いものだと思うんです。
人間が人間に似せて、なにものかを作ろうとする
なんていうのは、神様への挑戦かも知れない。
悪魔がこっそりとそそのかしているのかも知れない。
人形つくりの仕事には、昔から、そうした
暗い情熱がつきまとっていたんじゃないかと思うんです。」

大阪万博に出品されたマグリット人形などでも
知られる人形つくり・四谷シモン。
妖しくも美しい人形たちを生み出す人形つくりの
心を垣間見るような詩・エッセイ・散文・対談を
まとめた贅沢な処女作品集。

「四谷シモンという得体の知れない、
まれに見る美貌の不良少年。
彼との出会いは宿命とでも言うほかない」と
シモン氏を評した金子國義さんとの対談も収録されています。

+もくじ+
1.小詩集…シモンの四篇
海峡/ねつれつポエムとオムレツぽえじい
心中/聖なる薔薇
2.エセー…若い男の告白
僕の君の名は日記
人形とぼくとの共同生活
長い長い人形のお話
お嬢さんお手やわらかに
親友、唐十郎への手紙
思考の麻痺の導入部
3.散文…物語の方へ
燕/角店
4.友人とのおしゃべり
娼夫?と天使の間みたいネ―白石かずこ
みにくい女の考察―金子國義
シモンへ…金井美恵子・高橋睦郎/金子國義
…etc.


型番 mashiko
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