アンネ課長

【著者】渡紀彦(デザイン・イラストレーション/小林嘉孝)

【発行】日本事務能率協会

【発行年】昭和38年初版

【本の状態】
帯付。全体的に経年に伴うヤケ、スレ、小口や一部ページの紙魚汚れ、
カバー天地のヨレや切れなど傷みがあります。
最終ページに日版の札が貼ってあります。
中身に落丁など目立つ傷みはなく読むのに問題はありません。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】絶版
「一枚の辞令から思いがけぬ仕事が
私を夢中にさせた。
思えば、一介の宣伝屋にすぎなかった私が、
よくあんなことをやれたものだ。
私はいまでも婦人トイレに出掛けているわけではない。
あのときは無我夢中でそうなったまでである。」

その昔、日本における月経のおかれた地位は低く、
あくまで母子伝承の陰鬱な流れであり、同性の間でも
口をつぐまねばならなかった女性の業の歴史でした。

「女性の暗い秘密のこと」を「当たり前」に変えた
生理用ナプキン<アンネ>の開発に携わり、
婦人用トイレに忍び込むなど四苦八苦。
生理用品の会社アンネ株式会社の立ち上げに
参加した150日をビジネスマン渡紀彦氏が綴った一冊です。

ちなみに<アンネ>のネーミングは
「アンネの日記」内の

―わたしにいま起こっている変化は素敵だと思います。
わたしは月のものがあるたびに、苦痛で、不愉快で、
うっとおしいにもかかわらず、甘い秘密を
もっているような気持ちがします。―

という一説を読み、アンネ・フランクの
生理への清純で前向きなイメージに感銘を受け
名付けられたとのこと。

女性なら知っておきたい、日本の生理用品創生期の
貴重な記録です。

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