桃花流水

【著者】城夏子(装幀/萩原朔美)

【発行】大和書房

【発行年】1973年初版

【本の状態】
カバーにスレ、天地のヨレや薄いヤケ、小口の紙魚汚れがありますが、
中身に汚れ、折れなどなく状態は良好です。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】絶版・四六版
「私がすみれ色のパンタロンに
マリ・ローランサンの絵のような
甘い色調の二十代の人でも着られる
ブラウスを組み合わせたりして、
私自身を表現しますのは、
私が無類の愉しがりやで、七十歳の心を
カケラももっていないからです。」

少女小説家として活躍した城夏子さん、
70歳の頃の随筆集。
60代後半で持ち家を処分され、自らの意志で
有料老人ホームへ移り暮らしを始められたあとの作品です。

心柔らかいに“愉しさ”を探求し、
日々から感じたことを麗しい言葉で綴った
文章の行間からは凛とした女子の生き様・
老いに向けての姿勢が滲みます。

+もくじ+

一の章:桃も李も…
四季の思い―和食歳時記/やよい ついたち
切子グラスのさくらんぼ/チーズフォンデュ―
松茸ぎらい/王女の椅子
チロルの馬の飼葉桶/自伝風きものいろいろ

二の章:愉しき老年
私の人生読本/日々是好日
老人福祉センターのあり方/高貴な老人と
せめて美しく年をとりたい、という私の願い
恍惚どころか…

三の章:女の日日
美と残酷/花と恋の老年
女の言葉/諸悪は商魂に始まる

四の章:薔薇の連鎖
少年来訪/紀伊追憶/長い長いおつきあいの町
お人好し童女/小気味よく老いた人
ロシア旅行ハイライト

・・・etc.

型番 mashiko
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