母の手紙

【著者】岡本太郎

【発行】千曲秀版社

【発行年】昭和54年初版 

【本の状態】良い
一部、ページ角に折った跡があります。経年に伴う若干のヨレ、スレ、ヤケなどございますが、目だったヨゴレ、書き込みなどなく読むには問題なくよい状態です。
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【その他】
それぞれが芸術家として生き、お互いを高く尊重し合い、生かし合いながら生きた家族。
今も名高い芸術作品や著書を多数残した岡本太郎は、風刺漫画で一世を風靡した岡本一平と、歌人であり作家の岡本かの子との間に生まれました。
岡本太郎いわく、かの子は「まことに母性らしからぬ存在」だったのだそう。
本書は、強烈で崇高なかの子と太郎の人間性、芸術性のぶつかりあう母から子への手紙を収録したもの。

一家三人で渡仏した岡本家は、太郎を残し両親のみ帰国、
そのごかの子は二度と太郎に会うことなく死去します。
夫・一平に「聖女」と呼ばれ、
いつまでも童女のような純真さを失わなかったかの子。
太郎への激しい恋にも似た愛情のみならず、
かの子の死後に交わされた父と子の書簡も収録され、
かの子を失った一平と太郎の深い喪失感、家族の強固な結びつきを強く感じます。
何気ない家族という存在が、人間同士の深い交流、絆の証であるという事実に改めて気づかされる一冊。

表紙題字:岡本太郎
型番 kyoto
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