琴はしずかに―八木重吉の妻として

【著者】吉野登美子

【発行】彌生書房

【発行年】1978年3版

【本の状態】難あり
帯付。トビラに蔵書印あり。後記に著者の訃報を報じた新聞の切り抜きが添付されています。カバーに小さな傷があります。その他、経年にともなうヨレ、スレ、ヤケなどございますが、本文内に目立ったヨゴレ、落丁などなく読むには問題のない状態です。
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【その他】
良家に生まれながらも12歳のときに父を亡くし、女学生であった17歳の頃に出会った当時無名の詩人、八木重吉と結婚した著者。
しかし重吉は、結婚生活四年目にして結核に冒され、翌年、29歳の若さでこの世を去り、その後数年のうちに、著者は八木との間に生まれた二児も同じ病で失います。
八木重吉は、死の淵で愛する妻の名を呼びながら昇天したそう。
八木との出会い、著者への熱烈な想いを綴った手紙、短いながらも幸せな結婚生活が、静かで深い愛情を持って綴られており、失意の著者を救ったのは八木が注いだ溢れるほどの愛情であり、八木の残した詩であったことが伝わる清らかな一冊。
その後、詩人・吉野秀雄の妻ともなった著者の、深い愛と精神がにじみでたエッセイ集です。

装丁・帯の推薦文は串田孫一によるもの。
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