乙女手帖

【著者】吉屋信子(挿絵/松本かつぢ)

【発行】国書刊行会

【発行年】昭和59年初版

【本の状態】可・函付
ヤケ・スレ・汚れなど函の傷みが目立ちます。
本体見返しに赤いマジックで記名、
ボールペンで日付書き込みがあります。
中身は薄いヤケ、汚れが表紙にありますが、
中身はしっかりしており良い状態です。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】絶版
「則子は、教科書のかげから、絶えず、
環のほっそりした頸を偸み見ているのが、
たびたびだった。
環の横顔は、肉が細く青白い静脈が教室の
窓の陽に、うすく透いて見えるような、
美しい皮膚だった。
その皮膚の下には、仄かな薔薇の葩でも秘めているように、
うっとりと、ばら色の頬を示している。」

級友の環さんへの思慕の情を深める則子。
則子は“高い塔から飛びおりる冒険者のような勇気”で
ノートの切れ端に『お友だちになりましょう』と
書いて環に渡し、二人の交流は始まります・・・。

境遇を異にする二人の美しい少女・則子と環。
二人の優しく美しい友愛物語。
『乙女手帖』というタイトル通りの
麗しすぎる少女たち・・・
高濃度乙女ちっくに思わずうっとり、頬も緩みます。

松本かつぢさんの美しい挿絵と共に
お楽しみくださいませ。

型番 mashiko
在庫状況 在庫ありません。
売り切れ中です。
購入数
Soldout