火の魚

【著者】室生犀星

【発行】中央公論社

【発行年】昭和35年再版

【本の状態】良い
函付。経年にともなう若干のヨレ、スレ、ヤケなどございますが、目だったヨゴレ、書き込みなどなくよい状態です。
※商品の状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
その独特の、女ひとに対する審美眼から、一通の葉書の字をもとに、犀星は一人の編集者に、金魚の魚拓を作って貰うことを考えたという。
それは金魚のあらゆるものを備えた精巧なるものが出来上がり、その印象的で完成された装丁で知られる名著『蜜のあはれ』は生まれました。
犀星は、そのエピソードをもとに装丁家である栃折久美子さんをモデルにした表題作「火の魚」を書き上げました。
犀星の目を通してみる日常の美しさ、日常に隠された物語にはっとする一冊です。

真っ赤な函が印象的な装丁は著者、本体装画は、気に入りの画家であった山口蓬春氏によるもの。

収録作品
火の魚/衢のながれ/なやめる森/あまい子姉弟
型番 kyoto
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