ひるがほ抄 ―室生とみ子遺稿集―

【著者】室生とみ子

【発行】私家版(「ひるがほ抄」編輯所・室生朝子)

【発行年】昭和41年発行

【本の状態】
函付。函にヤブレ、紐でくくった跡などの痛みがあります。本体はヨゴレ、書き込みなどなくよい状態です。
※商品の状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】限定300部中289番
作家、室生犀星の妻、とみ子さん。
21年にも及ぶ病床で、体を心配した犀星に止められながらも内緒で書き綴っていたという原稿。
とみ子さんの死後、犀星と娘の朝子さんによって発見されたこの原稿は、
犀星は一冊の本にまとめることを願いながら妻の死から三年後にこの世を去りました。
そしてその三年後の犀星の死ののち、娘の朝子さんがまとめた貴重な一冊。

犀星にまけない“女ひと”へのこだわり、
雪の降った日には必ず真新しい真っ白の足袋をはくなどといった凛とした丁寧な暮し、
ほりたてのフキノトウのほろ苦い味や、おみおつけとパン、お香のものという素朴ながらどこか印象的な朝ごはんといった、
繊細にいきいきと綴られる四季のたべものなど、
その人柄、犀星が愛した所以をうかがい知ることのできる静かな随筆集です。
型番 kyoto
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