女の愛情  (コバルト叢書)

【著者】宇野千代

【発行】コバルト社

【発行年】昭和21年発行

【本の状態】難あり
古い本ですので、全体にヤケ、紙魚、折れ、スレ、小さなヤブレなど痛みがございます。落丁などなく読むには問題ございません。
※商品の状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
東郷青児の美しい装幀が印象的な、隠れた名著を多数刊行するコバルト叢書の一冊。
森田たまさんは貞女、吉屋信子さんは永遠の少女、そして宇野千代はお色気専門というレッテルを世間が貼ってしまっている、
さらには林芙美子さんの活躍ぶりが心配、三宅やす子さんと盛り上がる恋の話などなど、
千代には珍しい、女子トークが炸裂した本書。

自身の小説について、「自分自身が仕事をしているのではなくて、自分の好きになった男の眼、男のレンズを借りて」書いているのではないかとつづる千代。
「私はいつでも誰か好きな人がゐないと詰らない。仕事をするにも、お洒落をするにも張りがない。誰も好きな人がなくて平気で暮してゐる人を見ると、不思議な気がする」という宇野千代節は健在ながら、
肩肘はらない、千代の素顔に触れられる貴重な一冊です。
型番 kyoto
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