栄誉夫人

【著者】平林たい子

【発行】東京文庫

【発行年】昭和25年初版

【本の状態】難あり
経年のため、全体的にヤケ、折れ、剥がれ、シミ汚れなど傷みが目立ちます。帯付ですが、傷みが目立ちます。中身に落丁・ヤブレはございません。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】希少本
「だつてさうぢやないの。
御飯をたべさせて肉体を充たせば
それで妻は満足しろといふんだから堪らないわ。
女にだつて心があるわ。感情があるわ。
それは一つも充たされてゐないもの
(妻といふ女)」

貧しい農家に生まれ、上京後アナーキストと同棲。
投獄され満州に逃亡、林芙美子と
カフェの女給をしながら原稿を売り歩き、
プロレタリア文学作家として病と貧しさに耐えながら、
反戦の意思を貫いた昭和の女傑作家、平林たい子。

女性の社会進出が芽生え始めた戦前・戦後だからこそ、
“女性自身が自分の意見を持って生きること”を
訴え続けた彼女の小説に登場する女性たちの
強さ、怖さ、性への貪欲さ・・・
猛然と生きた女流作家の短編小説集。

【収録作品】
栄誉夫人
妻といふ女
エロ小説
いが栗頭の女
森の中
女店員の不平
女の悲しみ
終戦日記

型番 mashiko
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