鍵穴の中

【著者】三宅ますみ

【発行】朋文社

【発行年】昭和32年発行

【本の状態】難あり
古い本ですので、印刷ズレがあります。経年にともなう全体のユガミ、スレ、ヤケ、小口のシミなどございますが、落丁、書き込み、ヤブレなどなく読むには問題のない状態です。
※商品の状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
「この『鍵穴の中』は、わたしのいつわりのない人生記録とも申すものなのですの。」

著者の三宅ますみさんは、温泉マークの旅館、つまり待合「ホテル・ニューヤマト」で働く女中。
自身は「生娘」だが、昼夜問わず、待合(貸席)の密室の中で繰り返される狂騒、欲望のかぎり、男女のあれこれに
耳をそばだて、呆れ、ああ男と女というものは・・・と嘆く。
彼女が待合の女中生活の中で、鍵穴の中から、またはドアの隙間から、風呂場の隅で垣間見た男女のあれこれ、品定めをユーモアたっぷりにつづった1冊です。
それぞれ事情を抱えながらも真面目に働く、女中たちのあっけらかんとしたおしゃべりもまた、愉しい。
型番 kyoto
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