象は死刑

【著者】別役実/カバー装画・米倉斉加年

【発行】大和書房

【発行年】1977年新装版第1刷

【本の状態】
カバー天地に傷み、小口全体の紙魚、経年にともなうスレ・ヤケが多少ございますが、中身はしっかりしており、読むには問題ありません。帯付。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
「渡し守の川舟が川面をすべりだすと、川底から青ぶくれした男や女が、スイと浮かんできて、片目でにらんじゃ沈んでゆく。
『気にするこたぁねえいよ、そいつらぁ
ひかげもんだえよ。』
渡し守のじいさんが、ツイと浮かんできたひとつをカイの先でブン殴ると、そいつはひっくり返って、腹をみせたまま流れていった。
『フン、はにかみやがって……。』」(本文より)

米倉斉加年の装画と気鋭の劇作家別役実が織りなす形而上的寓話。

型番 mashiko
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