台所のおと

【著者】幸田文

【発行】講談社

【発行年】1992年初版

【本の状態】良い
帯付。経年に伴う若干のヨレ、スレなどございますが、ページ内は書き込み、落丁などなく良い状態です。
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【その他】
「すり鉢の音は、台所の音のなかではおもしろい音だった。
鉢の底とふちとでは音がちがうし、すりこ木をまわす速度や、
力のいれかたでもちがうし、擂るものによっても
その分量によってもちがう音になる。
擂る人がもしおどけるなら、拍子も調子も
好きにできるところがおもしろかった。――」

暮しのなかのなにげない音に絡み合う
男と女の意気地。
庶民の哀歓を写す清澄な名作集。

+もくじ+
台所のおと/濃紺/草履/雪もち/食欲
祝辞/呼ばれる/おきみやげ/ひとり暮し/あとでの話

型番 mashiko
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