私のお化粧人生史

【著者】宇野千代

【発行】中央公論社

【発行年】昭和30年発行

【本の状態】難あり
古い本ですので、全体に紙魚、変色、ヨレ、スレ、ヤケなどの傷みがあります。中身は落丁、書き込みなどなく読むには問題のない状態です。
※商品の状態につきまして気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

【その他】
美へのこだわり、愛する人への執着、お洒落とお化粧への探究心・・・。
そんな、宇野千代の乙女心を思う存分、ユーモアたっぷりに軽妙に綴った一冊。
東京に出てきて、雑誌社で働いていた頃、「あの娘はあんなに難しそうな本をよんでいる」と思われたくて通勤の電車の中で膝の上に哲学の本を広げていたという「本も飾りの一つ」、
あまりにもゴテゴテと飾り立ててしまったという初めて洋服を着たときのことを描いた「エレベーターのボーイさんが私を見てくすんと笑つた」、
そのほかにも、「誰でもお得意の絶頂にはをかしなことをするものです」、「辛かつた思ひ出からはさつさと廻れ右をするのが好き」など、
それぞれのタイトルもなんとも肩の力が抜けていてかわいらしい。
多くの人に愛され、自由にそして懸命に生きた宇野千代の人柄が伝わるようです。

表紙絵、本文内カットは杉浦幸雄氏によるもの。
なんともユーモラスにゆるーく描かれている千代が、
本文から漂う千代の愛らしさにぴったりと合っていて、
思わず頬のゆるむ一冊になっています。

目次
私の青春物語/私の青春打ち明け話/私のお化粧人生史/私の結婚案内/私の巴里通信

装丁/恩地孝四郎
型番 kyoto
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