しいの木とよう子(メルヘンの国)

【著者】文/中江俊夫 写真/黒田康夫

【発行】エルム新社

【発行年】1976年初版 第1刷

【本の状態】
カバー全体にヤケ・紙魚・カバー天地のヨレなど傷みが目立ちます。
カバー上部に数mm程度の端ヤブレあり。
一部ページに紙魚がありますが、中身にヤブレ・落丁等はなく、
読むのに問題はありません。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら、
お気軽にお問い合わせください。

【その他】絶版
『いつ どんな習性から
人は木に話しかけるようになったのだろう
木を夢みて 木と話していると
そのむこうから 青い空もまた
永遠について語りかけてくる
そしてなんとぼくたちは
みんなひとりひとり 孤独なのか』

「メルヘンの国」シリーズの中の一冊。
詩人・中江俊夫さんが文章を書き、黒田康夫さんが写真を担当しています。

安楽椅子に腰かけた中年男性。
若い日の回想の中で聞こえてくるのは、
聞いたこともないよう子という名の
「唖」の少女の声だった・・・。
懐古のまどろみの中で、
男は椎の木とよう子の会話を聞くのです――

黒田氏が撮る瑞々しくも刹那的な少女の写真と共に
ノスタルジーの迷宮へ誘われるような
不思議な余韻を残す作品です。



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