随筆集 亡き妻に

【著者】村山知義

【発行】櫻井書店

【発行年】昭和22年

【本の状態】難あり
経年による表紙のスレや全体的なヤケ、紙魚汚れ、
後半ページに濡れシミが見られます。
古い本ですので全体的に傷みは見られますが
落丁などはなく、読むのに問題のない状態です。
※商品状態につきまして気になる点がございましたら
お気軽にお問い合わせください。

【その他】絶版
「ここに集めた随筆は、四五篇を除いたほか、
この一九四六年八月四日に世を去った妻の枕頭で書かれた。
鎌倉の私達の住んでゐる家はたださへ狭いところに
三家詰まってゐるので、私と妻と
亜土とは二階八畳一室ですべての用を便じねければ
ならない有様であつた。」

妻の病室であり、息子・亜土の勉強部屋であり、
みなの寝室であり、村山知義の仕事部屋でもあった
八畳一室の空間から生み出された作品群が集まった随筆集。
気配を感じつつ書いたその文は
“妻とつながってゐるように思はれ”たため、
『亡き妻に』と題したとのこと。
八畳一間のことを思い浮かべつつ読めば
また味わい深い一冊です。

+もくじ+
狸といたち
蒐集
鰻と時代
議会への期待
我が妻の記
夜の東京
死にぎわのスタイル
或る村の話
秋・思い出
風俗時評
亡き妻の記
・・・etc.


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